岩手県は、本州最大の面積を持ち、本州一の森林大国です。県土には平地と呼ばれる地域は少なく、ほとんどが「山」で占められており、自然とともに生きる価値観が育まれる環境です。
二戸市は岩手県の内陸最北部に位置し、丘陵地が約9割を占める地域です。8月の平均最高気温は28.2℃、1月の平均最高気温は1.7℃と、年間を通じて冷涼な気候が特徴です。
二戸市は国産漆の産地として有名です。国内の重要文化財の修復には国産漆が使用されますが、その7割が二戸地域で採集される「浄法寺漆」です。
また、岩手県内で最も降水量が少ないという独自の候風土を活かし、米・雑穀類の栽培が盛んであり、良質な水で育まれた「あべどり」や「菜彩鶏」といったブランド鶏肉、自然放牧されて飼育された赤身の和牛「短角牛」などのブランド肉の生産も盛んです。