東北地方の宮城県仙台市に蔵を構える仙台伊澤家勝山酒造は、320年以上の歴史を誇る老舗の酒蔵です。戦国武将・伊達政宗を藩祖とする伊達家の城下町・仙台で創業し、県内で現存する唯一の伊達家御用蔵として、地元を代表する銘酒醸造元であり続けています。
当蔵は、純米酒のみに特化し、1週間にタンク1本のみという贅沢な仕込みを行っています。これによりじっくりと醪の発酵を促すことができ、ボディー感のある酒に仕上がるのです。また一部の酒に採用している遠心分離機は、独自のチューンナップを施し改良することで、高純度のエッセンスを抽出し、ふくよかで透明感のある酒質を実現しました。酒のフレッシュさを保持する早瓶火入れ、マイナス5℃での氷温貯蔵など品質保持にも細心の注意を払っています。
2019年には、世界最高権威を誇るワイン品評会「インターナショナル・ワイン・チャレンジ」SAKE部門と、フランスの日本酒コンクール「Kura Master」において最高賞をW受賞するという偉業を達成した注目されている酒蔵です。