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酒一筋 雄町 純米吟醸 原酒

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温暖で肥沃な大地に恵まれ、稲や白桃、ぶどうが実る岡山・赤磐。1868年に創業し、幻の酒米「雄町」を復活させた利守酒造が醸す。雄町の力強さと旨みを引き出しつつ、酸を主役に据えたドライな仕上がり。輪郭明快、清々しい余韻、静かな酸が舌を引き締める赤磐らしい一杯。

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原料米:岡山県産雄町 100%
アルコール度数: 16%
精米歩合: 60

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容量: 200mL
サイズ: 5.8*5.8*9.9 cm

Area

赤磐|岡山県

朝、岡山県の赤磐市に入ると、光がやわらかい。
瀬戸内の穏やかな気候と、川が運んだ土がつくるなだらかな平野。


「温暖で肥沃な大地に恵まれ、稲や白桃、ぶどうが実る岡山・赤磐」——その言葉どおり、畑の色が濃く、季節の匂いが近い町です。

 

初めてなら、まず果樹園へ。
白桃の香りに包まれ、ぶどうの房が影を落とす棚の下を歩くと、旅の速度がゆっくりになります。直売所では採れたてが並び、ひと口の甘さが「土地の記憶」になる。

 

午後は里山の道を少し走って、夕方は地元の食と一杯で締める。


派手な観光地ではないのに、帰り道だけ妙に満ち足りる——赤磐は、果実と風土に会いに行く旅先です。

Tasting chart

目指す酒質は、ミディアムを超える厚みを持ちながら、甘さを抑えてドライにまとめた一本です。岡山県産雄町100%のふくらみを土台に、原酒らしい密度を保ちながらも、重たく見せずに輪郭をはっきり描く設計です。

 

味わいは、酸が先頭で流れをつくり、旨味と複雑さがその後ろを揃って支える印象です。酸は強くても荒くなく、静かに舌を引き締めます。キレは鋭く切り落とすというより、清々しく整えて余韻を澄ませる方向です。

 

利守酒造の雄町らしい力強さを感じつつ、赤磐の風土を思わせる端正さもある仕上がりです。冷やして輪郭、少し温度が上がると雄町の旨味がふくらみます。塩焼き、焼き鳥(塩)、酢をきかせた前菜、青魚で魅力が増します。

※味わい(テイスティング)チャートは、著名なソムリエ/利酒師による評価ではなく、蔵元がこの日本酒を醸造するために目指してきた酒質の評価です。味わいチャートを活用して蔵元と対話するようにお楽しみください。

Brewery

利守酒造㈱

1868年創業の岡山・赤磐の利守酒造は、絶滅寸前だった軽部の雄町を契約栽培で復活させ、「赤磐雄町」として世に送り出しました。

 

仕込み水は吉井川水系の伏流水(軟水)です。洗米は15kgずつ手洗い、浸漬は秒単位で吸水を合わせます。柱の銘柄「酒一筋」は、この米と水を狙い通りに発酵させるための細かな段取りが味の骨格になります。

 

備前焼の名匠・森陶岳の500L大甕で仕込み、上薬のない甕は洗剤が使えず湯だけで洗い上げる――その手間が「天下人」の酸と旨みを結びます。裏山の防空壕跡トンネルでは備前焼の甕が静かに熟成を待ち、時間が香味に陰影を足します。Kura Master 2024金賞、雄町サミット優等賞も重ねています。

醸造蔵 Webサイト >

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