朝、観音寺駅を出ると、山の緑と潮の匂いが同時に来る。港町の気配と里山の静けさが、同じ呼吸で混ざる。昼は、いりこの出汁が香るうどんで腹ごしらえ。
白砂青松の有明浜は長い弧を描く遠浅の浜。松林を抜けると黒松が風を鳴らし、散歩がそのまま瞑想になる。
「穏やかな瀬戸内に絶景の夕日が沈む香川・観音寺」—橙が海に溶け、沖の島影がゆっくり濃くなる。
夜は瀬戸内海国立公園にも含まれる名勝・琴弾公園、琴弾山の展望台へ。白砂に刻まれた銭形砂絵「寛永通宝」が闇の中で静かに浮かぶ。
翌朝、稲積山の高屋神社“天空の鳥居”から一望。海と町と畑がつながり、旅の答えが見える。
観音寺は、夕日と祈りと余白を持ち帰る旅先です。